屋上緑化とは、屋上や屋根の上に木や草花などの植物を植えることをいいます。最近はショッピングセンターなどの屋上に施されることが多くなってきました。実は一般家庭でも屋上緑化することは可能で、そのメリットを活かしたいということで取り入れる家庭も増えてきています。

屋上緑化のメリットとしては、まず省エネ効果が挙げられます。屋上緑化された建物では、階下の部屋の室温が下がるというデータがあります。夏季の温度上昇を軽減し、冷房の省エネ効果が期待できるというわけです。逆に冬の場合も、緑化することによって保温による暖房の省エネが可能となります。北欧などでは昔から屋上緑化を取り入れた民家がありますが、それは保温効果を得るためです。また屋上緑化することで、酸性雨や紫外線などによる建物劣化を軽減することができます。そして床の温度変化が少なくなることから、熱収縮が少なくなり建物の劣化スピードを緩やかにすることができるのです。その他にも、都心部の気温が上昇するヒートアイランド現象の緩和に貢献できたり、癒し効果が得られるといったメリットがあります。

屋上緑化をするときの注意点

逆にデメリットはというと、屋上や屋根の許容積載荷重やメンテナンスです。建物によって荷重条件が異なるので、設計段階できちんと確認しましょう。また屋上は日差しが強く、乾きやすい環境にあります。地上のように簡単に水をあげることができないので、自動灌水をつけるなどの考慮が必要です。そして、排水溝はきれいに掃除しておかないと雨や風で土などが流れ込み、詰まったり種が育ったりしてしまいます。屋上緑化する場合は、日常的にメンテナンスをする必要があることを覚えておきましょう。

大都市圏の中心エリアは、熱を吸収する公園や緑地が少ない事から、最近ではヒートアイランド現象を抑制する屋上緑化ビルが増えています。